サラリーマンの苦悩
私は30年間勤務した会社を退職後に50代前半で転職を一度経験していますが、転職先の会社では1年半という短さで退職し、逃げるようにセミリタイア生活に突入した「無計画&逃避型セミリタイアグループ」に属する人間です。 あれから2年半が経過して冷静に当時…
社会(会社)のストレスから解放されたくて達成した筈のリタイア生活もハネムーン期が過ぎると「ぼんやりとした不安」に包まれる事が多々あります。 普段から生産的な活動はしていませんが、時々何もせずに過ぎた一日に虚しさを感じる。 同年代の人々が働い…
興味深い記事がありました。「FIREをしたくない人は6割、金融資産がいくらあったら実行する?」(有効回答数800人、リクモンスター調べ)。 news.mynavi.jp 転職支援会社調べなので「FIREなんてしたくない人は多数派ですよ!」という流れにしたい記事なのだ…
「ど~でもよくなった事」の表現には少々語弊がありますが、早期リタイア実行前後と2年経過の現在を比較すると自分の思考の変化を感じています。 ①周囲の人を自分と同じ境遇の「早期リタイア勢に引き込みたい」という願望が消えた 早期リタイア当初は啓蒙活…
私はサラリーマン生活の半分を外資系企業で過ごしています。30代前半で海外(米国企業)の会社に吸収合併され以降、転職先も外資系企業(欧州系企業)でした。 外資系企業であれば英語至上主義で、本業の職務能力が弱くても英語ができるだけで出世も可能な英…
50代になり心身共に疲れ果ててしまったオジサンには何とも耳の痛い記事ですが、ここは臭い物に蓋をせずに読み進めてみます。 president.jp 記事によると「働かないおじさん」の特徴とは 「これからは楽させてもらうよ~」と平気で言い放つ 頭を抱えたくなる…
2020年に発売された「シン・二ホン」(AI×データ時代における日本の再生と人材育成)を読んでいて、中国の定年について記載があり、中国の定年が「男60歳・女50歳」である事を知りました。 news.yahoo.co.jp 少子高齢化で70~75歳定年の議論がされている…
新年度になりました。この季節の東京はフレッシュなリクルートスーツに身を包んだ新入社員を見かける機会が増え、毎年新入社員の眩しさに心が洗われた事を思い出します。 バブル大量採用時代に入社した私は上京の緊張感と周囲の優秀そうな?大学出身の同期に…
50代男性が精神的に陥る危機として以下の5つの要因があるそうです。 仕事における限界の自覚 体力の低下・男性更年期症状 子どもの成長と老親への心配 晩婚化による家計の不安 夫婦関係の希薄化 allabout.co.jp 記事への感想は残念ながら全て当てはまる(当…
サラリーマン生活を捨て田舎で一人籠るセミリタイア生活を始めたきっかけは「会社を辞めたい」という事から始まっている訳ですが、「社内で〇〇さんと対立して喧嘩したから」といった単純な話ではなく、利害渦巻く会社組織で会社と個々の利害を調整しなけれ…
アーリー/セミリタイアを目指す上で周囲の理解を得るという作業は避けて通れない大きな問題で、資金的にはFIREを達成できていたとしても、アーリー/セミリタイアを躊躇させる要因の一つではないでしょうか? ①一人の場合:比較的自己判断で行動し易い属性…
5年程前に出版され、気になっていた「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」を遅ればせながら図書館から借りてきて読みました。 LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 作者:リンダ・グラットン,アンドリュー・スコット 東洋経済新報社 …
順風満帆のサラリーマン生活も50代に急ブレーキがかかり躓く人が多いのではないでしょうか?(私もその一人) 先日、友人から珍しく電話があり「仕事が辛い…」とういう相談を受けました。彼は50代半ばの中間管理職です。 上司(部長)の当たりが強く、自分を…
セミリタイア系ブログではアーリー・セミリタイア、FIREを達成して「失敗だった」、「後悔している」といった言説はほぼ無いという印象を受けます。 早期リタイア歴1年半の私自身も生活の全てが薔薇色でで彩られているかと言えば、そうでもないのですが、サ…
はてなブログ10周年企画に便乗し、お題「はてなブロガーに10の質問」に答えてみたいと思います。 1. ブログ名もしくはハンドルネームの由来は? Shaaa(シャア)は幼少期のあだ名です。ガンダムの赤い彗星シャアに心酔している訳ではなく、ガンダム以前から…
サントリー社長の「45歳定年発言」で世間は炎上していた(いる?)ようです。 www.itmedia.co.jp 世の中の反応は「大企業社長のエゴだ!上から目線!」、「会社経営者の本音が漏れた!」と目くじらを立てる反対派。一方で「日本社会の未来には必然では?」、…
自身は早期リタイアした時は中間管理職として約10年程経過しており、部署の異動はありましたが、同じポジションで過ごしておりました。40代後半より著しくモチベーションが低下して50代前半で早期リタイアに至る訳ですが、当時の心境を何度か記事にしようと…
世の中はお盆休み/夏休み、オリンピックも終わり、サラリーマンにとっては後半戦のスタートで気が重くなる時期だと思います。 私が以前勤めていた会社では50歳より常設の早期退職制度がありました。毎年8月より募集開始をして9月1日で締め切るといったもの…
プレジデント オンラインで「念願の地方移住を実行した人が「都会暮らしのほうがよかった」と後悔する理由」という記事がありました。 president.jp 表題の”地方移住の後悔”については良くあるステレオタイプの内容で田舎はよそ者は受け付けないというもので、…
私は30年働いた会社を辞め、その後転職した会社も1年半で辞め、昨年の4月に晴れてリタイア生活が始まりました。 30年務めた会社を辞める時は次の会社が決まっていない背水の陣の状況でしたが、不安と共に新しい道への期待のような感情もあり、社内で挨拶も…
私がサラリーマンの30代頃の話です。同期の同僚が上長と反りが合わなかったようで退職した事がありました。最終出社日の挨拶時に「私はこの仕事が大好きなので・・・この業界で頑張る云々・・・」と話しをして会社を去って行きました。 当時の私の仕事に対す…
先日、パートの応募先に提出する履歴書、職務履歴書を書いていて、以前の勤め先の従業員数や売上を記載する項目がありネットで調べていたのですが、会社の人事や業界関連ニュースなどを久しぶりに閲覧していました。自分の関知しないところで時は確実に流れ…
50代前半でアーリー/セミリタイア業界にデビューすることになるオジサン(私の事)の生態は興味深いものがあります。 今回はリタイアからある程度経過した後の生態をパート2として独断と偏見で”あるある”を紹介します。 shaaa.hatenablog.jp 【退職から3ヶ…
最近リストラ関連のニュースが世間を賑わせています。 www.j-cast.com 一方でラグビー五郎丸選手(34歳)は「残り1シーズンしか戦う気力、体力が残っていない」と引退を表明しました。トップアスリートの場合は体力の衰えから30代で引退する選手も沢山いま…
50代ともなるとリタイア時期を早めても経済的には問題ない人も多数いると思いますが、日本では早期リタイアの選択をする人は少ないのも事実です。その大きな要因は家族に対する体裁もあるのではないでしょうか? 私も教科書通りの人生を歩んできましたので、…
海外では早期リタイアは仕事で成功を収めた人が引退するというある意味で名誉なこととされていましたが、最近は「FIRE」(Financial Independence, Retire Early)で40歳前後の年代でも働かなくてもやっていけるギリギリのラインの貯蓄で引退し、一生涯、コ…
50代で早期退職を会社の早期退職制度やリストラを契機にアーリー/セミリタイア業界にデビューすることになるオジサン(私の事)の生態は興味深いものがあります。私自身もサラリーマン時代からセミリタイアブログ系を読み漁り、勇気付けられた一人です。 【…
相変わらずアフターコロナでの中高年のリストラ(コロナ前からですが。。。)の話題が花盛りで、本当に中高年サラリーマン受難の時代だと思います。 9ボックスや9ブロックという言葉を聞いた事がある方も多いと思います。9ボックスとは人事や上長が従業員を…
最近はジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用について語られる記事が増えていますが、私の場合は外資系企業でしたが、正にメンバーシップ型雇用を体現するかのように30年間部署異動を繰り返し、晩年は管理職という何がスキルなのか説明が難しい究極のジェネラ…
自分で言うのもなんですが、私は社交性は高い方のサラリーマンだったと思います。この社交性が高いとかコミュニケーション能力が高いという人の多くは本質的に孤独が好きな人種ではないかと思っています。 つまり、人の表情や言動に無意識に過剰に気を使って…