早期リタイアをしてアーリー・セミリタイア生活に一度足を踏み入れると現役復帰が困難になるといういうのが定説ではないでしょうか。この事実が早期退職を留まらせる原因でもあります。
確かに私のような50歳を超えてからの転職や仕事復帰はかなり絶望的ですし、日本企業の採用担当者が「休職期間の3年間は自由を謳歌してました!(ニコッ😋)」と語る中高年のオッサンを優先的に採用するようなユーモアや度量もないのも事実です。
仮に「退職時と同じ仕事、役職、年収を保障しますので、明日から会社に来てください」という事があったとしたらどうでしょう?
早期リタイア後は仕事復帰を考えても簡単には叶わないので、現状のリタイア生活に満足し順応するように思考を矯正している事はないか?なども冷静に判断して考えてみます。
結論は「戻りませ~ん!」😤でした。
- 仮に実務はできたとしても、利害渦巻く職場で上司、部下、同僚の利害を調整するような精神的なタフさはここ数年で完全に失われており、争いを好まない平和な草食動物のような生き物になってしまった…から。
- 収入はありがたいですが、ここ数年で自分が豪快にお金を消費するような甲斐性もなく、ミニマムな生活に十分満足できる人間であることを思い知らされた…から。
- 「ストレスフリー」な生活をする事に後ろめたさや得体の知れない別の悩みが出てくるのではないかという恐怖心がありましたが、そんな物はありませんでした。
という事で早期リタイアは片道切符であることは間違いないようですが、戻りたくても戻れないというより、誰も戻ろうとしないというのが大多数であると想像します。