本来、著書のレビューは少なくとも読んでからだとは思っていますが、最近はYouTubeで優良な著書のレビューの番組があり大変参考になります。
「サイコロジー・オブ・マネー」の解説を視聴していて、コレこそがアーリー・セミリタイアの教科書ではないか?と共感を得ました。
長い年月を費やし、試行錯誤の末に手に入れたアーリー・セミリタイア生活ですが、公式は単純で「労働(収入)×節約 ×時間」この項目の何れか又は全てをバランス良く点数を獲得した結果としてアーリー・セミリタイア生活が手に入る訳ですが、この本はこれらのポイントを効率的に得るための方法論が記載されているように思います。
YouTubeでは本の重要なポイントが紹介されています。
基礎編
- 尊敬を買うな(お金を使う事で、尊敬されようとしない)
- 人生を買い戻せ(お金で自由な時間を買おう)
- 目的なく貯金しろ(投資ではなく貯金こそ最強)
上級編(投資編)
- 泥棒は大損する(投資で儲けたいなら代償を払え)
- 退場しないヤツが勝つ(投資の基本は長期運用、複利効果)
- 過去に正解がありそうでない(将来の出来事は予測不可能)
既にアーリー・セミリタイアを手に入れた人は上記のポイントを経験的に会得して、結果として自身の行動が当てはまっていたと感じるのではないでしょうか?
つまりこの本は若い人向けであり、最近は高校の家庭科の授業で投資を学ぶそうですが、この著書を教科書にしても良いのではと思います。
私たちの世代(日本人)の多くは企業(銀行、証券会社等)、政府の利害渦巻く思惑で洗脳され、踊らされ、まともなマネーリテラシーを育む機会を奪われて金融に関しては歪な価値観が形成された事を実感しています。